奇跡の1粒!サクランボ植え付け1年目で実がなるまで

近くのホームセンターでサクランボの苗木が半額で売っていたので、思わず買いました。

桃栽培は4年目に入り、少しは上達しましたが、その他の果物栽培は初心者のままです。

サクランボは桃と同じくらいの難易度のようなので、これを機にサクランボ栽培にも挑戦しようと思います。

目次

サクランボは庭でも育つ?

学生時代授業で習ったこともあり、サクランボといえば山形が名産地というイメージがあります。

以前、山形観光した際に庭にさくらんぼを植えておられるお宅をたくさん見かけました。

サクランボ農家さんが育てている様な3メートル級の大きなサクランボの木ばかりでした。

防鳥ネットや雨除けは取り付けているお宅とそうでないお宅がありました。

名産地の山形ならではの風景だなと新鮮な発見でした。

義父は以前趣味でサクランボを育てた経験があり、雨で実が割れたり、鳥に食べられるから管理が大変だとおしゃていました。

手間はかかるけれど自宅の庭で育てることは可能なんだということが分かりました。

佐藤錦と紅秀峰

サクランボの苗木
サクランボの苗木

上の画像は購入したサクランボの苗木です。

葉がないと枯れてるのでは!?と心配になりますが、ちゃんと生きています。

サクランボは落葉樹なので、秋に葉を全て落として冬の間休眠に入っているのです。

苗木の品種はこちらです↓

紅秀峰と佐藤錦のタグ

紅秀峰と佐藤錦という品種です。

紅秀峰は近年人気急上昇中の晩生種(私の住んでいる地域では6月下旬の収穫)で、甘味が強い味わいです。

佐藤錦は昔からある超メジャーな中生種(私の住んでいる地域では6月中旬の収穫)で、甘味と酸味のバランスが取れた味わいです。

佐藤錦、紅秀峰は単体では実がならないのですが、お互いの花粉で人工授粉すれば実がなります。

サクランボの植え付け時期

12月〜3月が適期です。我が家では冬の寒さが和らいだ3月末に植え付けを行いました。

サクランボの樹高

サクランボの木は高さ3メートルになります。

木と木の間は余裕を持って5メートルとりたいところでしたが、スペースがないので4メートルにしました。

メジャー4m測った画像

今後木が成長して枝同士が重なるようなら剪定をして(枝を切って)調整をしようと思います。

サクランボ植え付け方法

スコップで深さ60センチほど穴を掘り、水捌けと根の伸びが良くなるように腐葉土をたっぷり入れました。

植え付けに使用した腐葉土

あとは自家製ボカシ肥料を掘り起こした土と混ぜて、腐葉土の上に戻しました。

ボカシ肥料とは米ぬか、菜種かす、魚粉、骨粉、黒粉砂糖等を混ぜて完全発酵させた天然有機肥料です。

植え付ける穴には水を穴タプタプに入れてから苗木を植え付けると、根が水を吸収しやすいです。

根を全て土に埋めて、接木部分は地上にでるように植え付けました。

接木部分は土に埋めない

これで植え付けは終わりです。

どうか根付いてくれますように!

  

4月になり、桜に似た白くて小さい花が咲き、葉が生えてきました。

どうやら無事に根付いてくれたようです!

今年(植え付け1年目)は株を大きくするため、実は成らせない方針で人工授粉は行いませんでした。

水やりの頻度

水やりは地植えなので基本的に必要ありませんが、5月の日照りが強く乾燥した日が続いた時は葉が元気なく萎れていたので、たっぷりと水を与えたら数時間後にはピンと元気になりました。

自然受粉で結実していた

ある日、サクランボの様子を観察していたら、佐藤錦だけ4個の実が付いていることに気がつきました。

虫か風が花粉を交配してくれたのでしょう。

予定を変更して1つだけ残して、後は摘果して(実を落として)様子を見ることにしました。

実が大きくなるように追肥として自家製ボカシ肥料を一握り、木の根本に与えました。

自家製ぼかし肥料
自家製ボカシ肥料。ぬか床の香りがします。

サクランボの病害対策

サクランボは病害虫に弱いので、殺菌剤、殺虫剤を知っておいた方がよさそうです。

収穫の前日まで使用できる薬剤をご紹介します。

殺菌剤・・・オンリーワンフロアブル(黒斑病、せん孔病、炭疽病(たんそびょう)、灰星病)

殺虫剤・・・モスピラン顆粒水溶剤(カイガラムシ、カメムシ、オウトウショウジョウバエ)

オンリーワンフロアブル、モスピラン顆粒水溶剤ともに自園の桃栽培にも使用している薬剤です。

もしも葉に斑点があったり、カビが生えてる時はオンリーワンフロアブルを、

カメムシ、カイガラムシ、コバエが気になる時はモスピラン顆粒水溶剤を使用されると良いかもしれません。

使用説明をよく読み、既定の希釈倍数で使用すると効果が最大限に発揮されます。

奇跡の1粒を食べた感想

葉の陰に隠れているさくらんぼ
葉の陰に隠れて順調に育ったサクランボ。

その後もサクランボは順調に育ち、6月上旬に入ってから色づき始めました。

葉の陰になっていて上から見ただけではサクランボがなっていることに気付きません。

鳥に食べられることなく3日が経ち、サクランボ全体が赤く色づいたので、満を辞して収穫しました。

一粒のさくらんぼ
直径1cm程の小さなサクランボが採れました。

なぜ市場に出回る佐藤錦よりも2週間以上早い収穫を迎えたかは謎です。

貴重な1個を包丁で丁寧に半分に切り、旦那さんと食べてみました。

プチっと弾力があって美味しい!新鮮なサクランボの味です!!

感動の瞬間でした・・!

たくさん食べれるようになるまで何年かかるんだろう?

さくらんぼとひまわり
サクランボの近くに、獣が種を運んできた?ヒマワリが仲良く並んでいます。

今はまだ背丈70〜80cmの幼木ですが、将来が楽しみです!