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半年前まではぽっちゃり体型でした
私は半年前まで体脂肪率が34%のぽっちゃり体型でした。
さらに運動不足で体力が著しく低下してしまい、歩いただけでも息が切れる状態になっていました。
このままではマズイと危機感が芽生えた頃、長年悩まされてきた鼻づまりが手術によって改善し、数年ぶりに鼻呼吸ができるようになったのです。
睡眠が十分に取れるようになり、鼻づまりのストレスから解放されたことで気持ちが明るくなり、体力をつけるために野菜づくりを始めよう!と前向きな決断をすることができました。
なぜ野菜づくり?
会社を定年退職してからは親戚の畑を借りて野菜づくりをしていた実父が、
「目も悪くなってきて車で畑まで行くのが億劫だから野菜づくりを止めるけど、道具一式要らね?あんだ要らねんなら全部処分すんだ」
というので、まだ使える物を処分するなんて勿体ないと思い、道具一式を引き取り、嫁ぎ先の義父母に了承を得て物置きの一角に置かせていただくことになりました。
一方、旦那さんの実家には、義父が体調を崩して以来、数年間放置されていた畑がありました。
偶然か必然か、野菜づくりに必要な環境は整っていました。
荒れた畑を放置しておくよりは借りて野菜づくりに活用したほうがよいということで、義父に畑の一部をお借りして、体力づくりのためと、家計の食費を浮かせるのが目的で、ついでにダイエットもできればいいな。という考えで野菜づくりを始めることになりました。
見た目以上に重労働な畝立て
野菜づくりを始めようと思い立ったときは4月で、すでに果樹園の本格的な仕事が始まっていました。
始めは10種類くらいの、初心者でも作りやすい野菜に絞って種や苗を購入するつもりでした。
しかし、あれもこれも作ってみたいと欲が出て、結局20種類以上の野菜を少量ずつ作ることになりました。
自分の好きな野菜をマイペースに作り、楽しく進められるはずでした。
しかし、その計画は崩れ去ります。
実父は余っていた野菜の種から苗を育てて用意してくれていたのですが、その数が想像以上に多くて・・・。
キャベツ15本、シソ4本、ナス20本、トマト20本、インゲン7本。
自分が作ろうと思っていた本数よりも2倍から10倍の苗の量。
こんなにいいっぱい無理だよ・・・。
明らかに楽しくできる量ではなかったので、気分が重くなりました。
親は〇〇君(私の夫)にも手伝ってもらえ、と言っていましたが、貴重な会社の休みの日に手伝ってもらえる時間はたかが知れていました。
せっかく貰った苗たちを枯らすまいと、桃づくりをしながら想像以上に重労働な畝立てが始まりました。
まず耕運機で3往復して除草と耕す作業を同時に行い、その後はスコップで30センチの溝を掘り、野菜の根が伸びやすくするために堆肥と自家製ゴミ肥料、干し草などを底に敷いて土を戻しました。クワでその上に肥料と畑の土を混ぜた土を高さ20センチ、幅60センチに盛り上げたら、ナスやキュウリ、トマトやピーマン用の畝の出来上がりです。
苗の量が多いので、ナス、キュウリ、トマト、ピーマンの苗だけで150m程の距離を畝立てしたと思います。
はっきり言って逃げ出したくなるほど大変でした。
義母からは会うたびに貰った苗は早く植えろと言われるので、ストレスがたまりました。
ぐっと言葉をのんできた私でしたが、何回目かの時に、たまらずため息を漏らしてしまいました。
そんなこと言ったて、身体がもたないんだよ・・・。
義母は察してくれたのか、それからはあまり言ってこなくなり、代わりに何個か苗を貰ってくださるようになりました。
義母は今まで桃畑の一角で野菜を作っていましたが、桃の木が成長しスペースがなくなってきたので、今年から私と同じ畑で野菜づくりを始めていました。
絵を描く時間も取れなくなり、泣きたくなるほどハードな日々。
心が折れそうになった時は、今年1年の辛抱だ、余った種が無くなれば、来年からは自分のペースで楽しく作れる。と自分に言い聞かせながら頑張りました。
2ヶ月くらいかかって、なんとか自分が本来植えるために準備した野菜も含めて、全ての苗を植え終えました。
この想像を超えた荒業時は功を奏し、体重は2ヶ月で7キロ減りました。
さらに今年は私が担当した桃の木の本数が昨年の2倍に増えたので、桃の収穫も結構な運動になりました。1ヶ月で2キロ減り、この3ヶ月間で合計9キロ、体脂肪も28%まで絞ることに成功しました。
以前は毎日昼寝をしないと夜まで持たなかった体力は、昼寝をしなくても平気になっていました。
前に着ていた服も着れるようになりました。
自家栽培で食費は浮いた?
野菜づくりで食費を浮かせるという目標も達成できました。
もしも、初期費用で道具一式を購入していたなら、赤字は確実でした。
親に喜んでもらえた
豊作のキュウリとナスとインゲンを実家に持って行ったら喜んで食べてくれて、野菜を作るのが上手だと何度も褒めてくれたので、私の苦労は報われました。
実家の余っていた種が無くなったので、もう苗を貰うことはないと思うのですが、念のため来年からはもういらないからね。と念を押すつもりです。
あんな重労働を続けたら、いつか身体を壊してしまいますから・・・(^-^;)