キク科の野菜で、菊に似た香りがします。独特の香りと風味ですき焼きや鍋に欠かせない春菊(シュンギク)。柔らかい葉の部分はサラダにできますし、茎は味噌汁に入れると美味しいです。
β-カロテンをはじめ、ビタミンB2、カルシウムなどが豊富で、骨粗しょう症予防にも効果があります。
春まきと秋まきがあり、それぞれ4月上旬から5月上旬、9月中旬から10上旬に種をまくのが最適です。生育期間は40日から50日ほどで短く、最初の収穫の後も次々伸びる側枝を摘んで長期間収穫を楽しめます。
キク科、難易度★☆☆☆☆
目次
用意する物
- 春菊の種
- 鍬(くわ)
- 黒マルチ(葉物、根菜用15cm×15cm間隔のもの)
- 自家製ぼかし
- 草木灰
- 堆肥
- ゴミ液体肥料
- 天恵緑汁
- トンネル型支柱
- 防虫ネット
- ジョウロ
- 園芸ハサミ
畑の準備
畑の雑草が種類豊富に生えている場所を耕運機で地表10cm〜20cmを耕しておきました。
2週間以上土を落ち着かせて草が枯れるのを待ちました。
肥料を施す
1㎡あたり3kgの堆肥とぼかし300g、草木灰を一握りを全体にまいて
鍬で表土を耕してよく混ぜ合わせます。
土や堆肥の塊がありましたら手でほぐしておきましょう。
畝立て
水はけを良くするために畝を立てていきます。
鍬を使い高さ10cm、幅は黒マルチの幅に合わせて土を盛り上げ表面を均したら畝立ての出来上がりです。
ジョウロで水をたっぷり含ませ、
株間15cm、条間15cmの黒マルチを張ります。
風で飛ばないようにマルチの周りに土をかぶせます。
種まき
指で0.5〜1cmの穴をあけ、春菊の種を3〜5粒落とし、5mmほどの土をかけて軽く押さえます。あまり深くに種を埋めると発芽率が落ちるので注意しましょう。
害虫は比較的付きづらいですが、全くつかない訳ではないので種まき直後に防虫ネットでトンネルを作ることをおすすめします。
間引きをする
本葉4〜5枚の頃間引きを行います。
複数発芽したものの中から、元気に育っているものを1本残してハサミで根元から切ります。
追肥をする
間引きをしたらゴミ液体肥料を水で100倍、天恵緑汁を500倍に薄めて混ぜた肥料を与えましょう。ゴミ液体肥料がない場合は、ぼかし肥料を春菊の根元にまいても大丈夫です。
水やり
1週間に1〜2回、天恵緑汁を水で500倍に薄めたものを葉全体に当たるように与えましょう。
収穫
収穫の目安は草丈が20cmほどです。
ポイント
収穫するときのポイントをご紹介します。
下から数えて4枚目の葉まで残し、ハサミで切り取ります。
その後次々に脇芽が伸びてくるので、脇芽を収穫するときは下の葉を2〜3残し切り取ります。この繰り返しで長期間収穫することができます。
↓収穫が追いつかず大きくなってしまいました。
独特の香りを楽しむ!春菊レシピ
春菊のオイスターソースあえ(1人分)
材料
・春菊70g ・A…..オイスターソース 小さじ1、アマニ油 小さじ1、粗びき黒胡椒 少々
- 春菊を食べやすい長さに切る。
- 鍋に水と塩(分量外)を入れて沸かし、①を茎から入れて茹でる。色が鮮やかになったら取り出し冷水に取って冷まし、水けをしっかりしぼり、ほぐす。
- ②とAをよく混ぜ合わせる。
花も綺麗
春になると花が咲きます。とても綺麗なので、切り花にして部屋に飾っています。