虫が苦手でも桃づくりを始められた理由

私は幼い頃から虫が苦手でした。

小学校低学年の頃、祖父母が野菜を作っている畑に行き、アゲハチョウの幼虫を見つけてしまったときは、怖くて泣きながら走って逃げたのを覚えています。

大きなミミズを見つけたときは、怖かっている姉の手前、恐怖の感情を隠して強がって何度も踏みつけるという、残酷なことをしてしまったこともありました。

そんな幼い頃からの経験で、農業は自分には向かないなと思っていました。

大人になってもそれは変わらず、庭の草むしりを行なっている時、ミミズやいも虫を見つけただけで、心を消耗し寝込んでしまっていました。

そんな虫嫌いな私がなぜ桃づくりを始められたのでしょうか。

果樹園は消毒散布を行なっているから、虫はあまりいない

初めて旦那さんの実家の果樹園を歩かせていただいたとき、虫が全然いなかったのが印象に残っています。これは消毒散布を行なっているからのようです。

消毒をすると全ての虫が死滅するというわけではなく、害虫の天敵になる蜘蛛やてんとう虫などは見かけます。

害虫を退治してくれるわけではありませんが、夏にはカブトムシ、蝉をよく見かけます。カブトムシは熟れた桃を目当てに飛んできたり、桃畑で羽化するものもあります。

蝉はよく桃の木で羽化しているのを見かけます。

朝日が昇る時刻に遅すぎる羽化をする蝉。
朝日が昇る時刻に遅すぎる?羽化をする蝉。

虫嫌いなので敢えて探したりはしないのですが、桃畑の地表から上ではカマキリ、通りすがりの蝶々等々も見かけます。

私はこれらの虫は、わりと大丈夫でしたので桃づくりを始められ、今まで続けてこれました。

しかし、地中や地表の草の合間は私の苦手な虫のオンパレードでしたので、始めてから1年は義母が大半の草むしりを受け持ってくださいました。

脚立に登っての作業時、枝に最高に苦手なゲジが付いてるのを見つけてしまったこともありました。

びっくりして脚立から落ちるわけにはいかないので、瞬時にぐっとこらえたら、ゲジはこちらに向かってくるわけでもなく、すぐにそそくさと退散しました。

彼らにとっても人間は恐怖な存在なんだなと気づきました。

彼らはただ生きてるだけなのです。

桃づくりを始めて3年目の今では、いくぶん虫に慣れて、草むしり時に遭遇するミミズ、ゲジ、いも虫でも、小さいものはあまり苦にならなくなりました。大きいのは今でも苦手なので、除草バイブレーダーを使用するなどして、虫からの距離をとるような工夫をしています。

除草バイブレーダー。充電式。

ミミズはよい土壌づくりに欠かせない、とても有り難い存在なのですが、姿形が苦手なのはどうしようもありません。

見つけた時はすぐに土を被せて、私の心の負担を減らすと共に、ミミズにも今まで通りの生活を送ってもらいます。

2 件のコメント

  • もぐのぐ より:

    除草バイブレーダー。充電式初めて知りました。優れもののようですね。めっちゃ興味ありあり。今度探してみようと思います。
    虫嫌いわたしもそうなので、見に来ました。ありがとうございました

    • momogaka より:

      もぐのぐ様
      コメントありがとうございます。記事の感想を伺えて私も嬉しいです。初代の除草バイブレーダーはうっかり水洗いして壊してしまい、現在2台目愛用中です(笑)。ありがとうございました。