有機・無農薬で家庭菜園をするなら知っておきたい天然活力剤の作り方

農機具を譲り受けたことがきっかけで野菜づくりを始め2年目になりました。

家庭菜園の野菜づくりは農薬や化学肥料を一切使わない有機・無農薬栽培を行っています。

素人の私でも、自分の家で食べる分の野菜は作れています。

活き活きとした茄子
1年目に育てた茄子

私の野菜づくりには必要不可欠な液体(天然活力剤)があります。

液体の名前は、天恵緑汁(てんけいりょくじる)。

ヨモギの新芽と粉黒砂糖を漬け込んで作る黒褐色の液体で、水で薄めて野菜の葉にかけると、微生物の働きによって元気に育ちます。

殺虫剤や殺菌剤を一切使わずに天恵緑汁をかけて済ませています。

私は天恵緑汁と天恵緑汁を発酵液にして作ったボカシ肥料、ボカシ肥料と生ゴミから作った液体肥料ゴミ肥料で野菜づくりをしています。

できた野菜は柔らかくて美味しいと家族から好評です。

有機・無農薬栽培に興味のある方はぜひ天恵緑汁を試してみてはいかがでしょうか。

天恵緑汁の作り方

用意するものはヨモギの新芽、粉末の黒砂糖、容器、重し、エコペール、空のペットボトル(下の画像にありません)です。

容器、ヨモギ、黒砂糖、重し
容器、重しになる石、ヨモギの新芽、粉末の黒砂糖
生ゴミ処理容器エコペール
生ゴミ肥料を作るのに便利なエコペール

ヨモギの新芽の入手方法

春から夏にかけて生えてくるヨモギの新芽を摘んで使います。

ヨモギは空き地、道端、庭、土のあるところにはどこにでも生えます。

私は果樹園や畑からヨモギを摘んできました。

ヨモギの新芽
ヨモギの新芽

ヨモギを手に入れたので、さっそく天恵緑汁を作りたいと思います。

  • ヨモギは洗わずに使います。
  • ヨモギの重さ3に対して黒粉砂糖は1使います。
ヨモギを敷く
粉末の黒砂糖を全体にかける
再びヨモギを敷き詰める
ヨモギと黒砂糖を交互に敷き詰めて層を作る
ヨモギと黒砂糖を交互に入れて層をつくります
摘んだヨモギ全部使いました
重しをのせる
重りを置く

↑畑を掘った時に出てきた石を重しにしました。

虫や雨水が入らないように家の中で1週間置きました。

1週間後、底に黒褐色の液体ができた
1週間後、底に黒褐色の液体ができました
エコペールに移して絞らずに自然に液体が落ち切るのを待つ
エコペールに移し替えて絞らずに自然に落ち切るのを待ちます。

ペットボトルの中でも天恵緑汁は発酵が進んでいるので、蓋は緩めたままにしておきます。

閉めてしまうとペットボトルが破裂して、手間をかけた時間と高価な黒砂糖代が無駄になってしまいますので気をつけたいところです。

残り粕は肥料として野菜づくりに使えます。

天恵緑汁の使い方

水で500倍に薄めて使います。

ジョウロ、噴霧器、霧吹きなどで水やりも兼ねて葉の裏にもかけると元気に育ちます。

やり過ぎて失敗するという心配は無いので、週に2回、頻繁にかけています。

素人でも立派にできた白菜
素人でも立派にできた白菜