国が推奨している1日の野菜の摂取量は350gで、そのうちの1/3は緑黄色野菜を摂るのがよいとされています。
緑黄色野菜とはβカロテンを多く含む野菜の事で、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは生活習慣病の予防、免疫力を高めるといった効果があり、目にも良いそうです。
今回は初心者の私が40種類の野菜を育ててみて、栽培しやすかった緑黄色野菜をご紹介したいと思います。
目次
三つ葉
私は義父母が育てている三つ葉を株分けさせていただきましたが、畑やプランターに種を蒔いても育ちますし、スーパーで購入した根つきの三つ葉を土に植えても育ちます。
畑に一度植えるだけで冬越ししてこぼれ種から自然と増えていきます。連作障害がないので植え替える必要がなく手間がかかりません。
旬は春ですが、新芽を収穫すれば秋まで楽しめます。
なめこ汁に入れたり親子丼や蒸し料理に添えると見た目も鮮やかに映えますし、大量に収穫できた時は卵とじにするとセリ科の爽やかな風味があり美味しいです。
しそ(紫蘇)
単独でもよく育ちますが、コンパニオンプランツとして相性の良いトマトやナスの隣に植えると、シソの香りで害虫を遠ざける効果があります。
2年目からはこぼれ種で畑のどこかから生えてくるので、畝に植え替えて肥料を与えれば大きく育ちますし、そのままにしておいても十分に育ちます。
旬は夏で、初秋まで収穫できます。
洗ってよく水を拭いたシソを冷凍保存しておいて、ポン酢と合わせたシソドレッシングにして使ったりしています。
パセリ
シソ、三つ葉に続いてパセリも香味野菜です。
大量に食べる事はあまりないので、ナスやピーマンの畝に間借りして植えるだけで十分です。コンパニオンプランツとしてお互いの成長を促進しますし、パセリの香りがナスやピーマンにつきやすい害虫を避けるの効果も期待できます。また、パセリは夏の熱い日差しが苦手ですが、ナスやピーマンの陰になる事でよく育ちます。
春に植えて秋まで収穫できますが、鉢に植えて温室に置いておくと冬の間も栽培することができます。
ピーマン・ししとう
春に植えて秋の霜が降る直前まで収穫できます。
支柱が必要になるので上記で紹介した野菜よりは少しだけ手間がかかりますが、手間をかけた分だけ実を収穫した時の感動があります。
青椒肉絲にピーマンの肉詰め、ナポリタンなど和洋中で使われますし、カリウム、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEが含まれているので意識的に摂りたい野菜の1つです。
ミニトマト
家庭菜園で人気のミニトマトは比較的丈夫で育てやすいです。
私はアイコという品種のミニトマトを育てているのですが、味が凝縮して甘みもあり、とても食べやすいです。旦那さんのお弁当の隙間を埋めるのに重宝しています。
プランターで育てる場合は直径、深さが30cm以上あったほうがよいです。
バジルと相性が良いので近くに植えるとお互いの成長を促進できます。
小松菜
春から晩秋まで栽培可能ですが、春と秋が育てやすいです。アブラナ科の小松菜は青虫の被害に遭いやすいので、種まき直後から防虫ネットを張ると蝶に卵を生み付けられることがないので安心です。
10日おきに種を撒けば、間が空くことなく収穫できます。
ビタミンC、鉄分、カルシウムを多く含み、アクが少ないのでおひたし、漬物、炒め物など幅広い料理に使えます。
みなさんは小松菜のどんなお料理が好きですか?
春菊
キク科の野菜で独特の香りがあり、春植えと秋植えができます。
春は果樹園が忙しくて体力の余裕がないので、秋に植えて冬の貴重な野菜になっています。鍋物やすき焼きにはもちろん、下茹でしてオイスターソース、亜麻仁油、胡椒で味付けして食べています。
同時期に収穫できる水菜とサニーレタスのサラダにほんの少し春菊をちぎって入れると香りのアクセントになり楽しく味わえます。
脇目を残して収穫すれば脇目からどんどん新しい葉が生えてきます。私の住んでいる地域は雪が30cm積もるのは珍しくないですが、防寒対策をしておけば冬を越して春先から脇芽が伸びて収穫できるようになります。
暖かくなると綺麗な花が咲きます。