見習い2年目の目標。寒冬からまさかの暖春で開花早まる!

はじめに

桃づくり見習い2年目は収穫までの一連の作業を自分なりに学んだ方法で育てさせていただきたいと思い、義父母にお伝えして、暁星4本、あかつき7本を私にまかせていただけることになりました。

目標は、特秀品率40%台です。

特秀品とは桃の糖度が12度以上、着色度が170以上ある高品質の桃のことをいいます。

見習い2年目はとても寒い冬でした。

記録的に寒い冬だったので、今年は桃の開花時期が遅れそうだなと私なりに予想していたのですが、その予想は大きく外れました。

私の住んでいる地域は寒さの底の2月でも最低気温がマイナス2℃ほどなのですが、今年はマイナス5℃まで下がる日が多くあり、住宅の水道管が凍るという被害がたくさんでました。

地元で生まれ育った義母は「こんなに寒い冬は初めてだ」とおっしゃっていました。

といいつつ、こたつ以外の暖房は日中つけないと聞いて、驚きました。日頃から旦那さんの強健ぶりに驚いているのですが、このような環境で育ってきたのも要因なのかな?と思いました。

3月に入り気候が一変、暖かい日が多く続くようになりました。

その影響で桃の開花が昨年より10日も早まり、剪定が去年より5日も早く終わったにもかかわらず、摘蕾が追いつかず、あかつきの何本かは摘蕾が終わる前に開花を迎えてしまいました。

それでも満開を迎える前になんとか終わらせることができました。

花を咲かせる時に多くのエネルギーを消費するので、浪費を防ぐ意味で、摘蕾を実施するのがよいとされています。そうすれば品質の良い桃に一歩近づくことができます。

そもそもこの時期、剪定の作業が終わってない事自体、遅い。ということに気付かされました。

昨年12月から始めた剪定ですが、義父によると、剪定は葉が全て落ちたら始めてよいそうなので、あと1ヶ月は早めにスタートを切れることが分かりました。

見習い3年目の剪定は11月の早い時期から始めて、2月末には終わらせ、3月上旬から摘蕾を始められるようにしようと強く心に誓いました。