目次
消毒散布に必要な情報が載っている『果樹病害虫防除暦』
2月、農協さんによる消毒の説明会に参加して来ました。
『果樹病害虫防除暦』という冊子とともに、農業保健のチラシも一緒にいただきました。
不作だった時の対策ってどうなっているんだろう?と疑問に思っていましたが、このような保健があるんですね!
説明会の内容は、消毒に関して特に重要な点と、去年から変わった点を説明されていました。私は説明された内容をそのまま冊子に書き込みました。あとでこの冊子を見た義父はこの書き込みも参考にしているようでした。
義父にうかがったら、消毒散布に使用する薬剤はこの『果樹病害虫防除暦』に従って調合すればよいそうです。
冊子は私が持っていてもいいということだったので、薬剤の管理をさせてもらうことにしました。在庫確認をし、足りないものは買い足し、消毒当日の作業がスムーズになるように、『果樹病害虫防除暦』に従ってあらかじめ自園の散布量にあわせた希釈倍数を計算しておきました。
消毒液をつくる時に使う機械・道具
自園で使用している機械と道具をご紹介させていただきたいと思います。
- エンジン・モーター付きの噴霧機(攪拌用ファン、タンクと噴霧機を繋ぐホースも付いている)
- 消毒散布用のホース、延長ホース、ヘッドノズル
- ホースと噴霧器を繋げるための工具
- 延長ホースを繋げるための工具
- タンク
- バケツ
- 農薬をまぜる棒(バケツの中で水と粉状、粒状の薬剤を混ぜる時に使う)
- 計量カップと計量器
その他、あると便利なもの
- 角材(消毒の量が少なくなった時にタンクの下置いて消毒液を片側に集める)
- ホースリール(ホースを巻き取る道具)
- タイヤ(噴霧機とタンクを繋ぐホースの下に置いて、ホースの負担を減らしています)
散布の時に身にまとう用具
- 合羽
- ゴム手袋
- 頭と顔を覆うさらし(綿100%)
消毒作業の手順
↑黒いホースは攪拌ファン。赤いホース2本は噴霧機とタンク繋ぎ消毒液を循環させる役割をしています。
- タンクに水をためる。
- 水をためている間に機械と道具、その日に使う農薬を準備する。
- タンクに水がたまったら、エンジンをかけてモーターを動かす→攪拌のファンが動き、水の循環が始まる。
- その日に使用する薬剤をタンクに入れて混ぜる。粉状、粒状の薬剤はバケツで溶いてからタンクに入れる。
- 散布する。
- 道具の洗浄、後片付け
消毒に向かない日
雨の日は消毒が流れてしまいますから、消毒をしても効果はありません。
風の強い日もうまく葉に当たりませんから、消毒散布はできません。
消毒散布時は窓を閉めたほうがいい?
消毒散布中は桃畑に隣接している自宅の窓は閉めています。桃の木から一番近い窓までの距離が約4メートルありますが、今まで1度も窓が汚れた事はありません。洗濯物も散布中は外に干していません。なんとなく、農薬がついたらイヤなので。