桃の葉が散り始めた10月。肥料を撒きました。
礼肥
この作業は毎年秋に、私が知らないうちに義母が撒いていてくれたそうなのですが、今年は私も体験したいと申し出、一緒に撒く事になりました。
肥料は農協さんから桃づくり用の1袋正味20Kgを6袋購入したものを使用しました。
自園の桃の木の数は現在、成木が33本、若木が11本あります。
樹齢が30年に近い古木が今年(2018年)の干ばつで1本だめになってしまったので、昨年より成木(桃が収穫できる木)の数が1本減りました。
肥料を撒く作業は簡単でした。
成木1本に対してバケツ一杯を撒いていき、植えて3年前後の、まだ実が収穫できない若木にはバケツ1/3程を撒いていったら、ちょうど使い切れる量でした。
収穫後に肥料を撒く事を礼肥というそうです。
今年も実を成らせてくれてありがとうと感謝をしながら礼肥をしました。
私の旦那さんも加わって3人で作業をしたので、作業がはかどり1時間程で終わりました。
この肥料はゆっくり効くタイプのようで、昨年撒いた同じ肥料は今年の梅雨が終わるころまで肉眼で確認できました。
自園では1年に1度、秋に肥料を撒いていますが、他の桃農家さんに伺った話では、春や冬にも撒いているところもありました。
肥料と堆肥の違い
肥料撒き、簡単に終わったしまったのだけれど、
土壌の管理って、これだけでいいのだろうか?
という疑問が日に日に大きくなり、調べているうちに堆肥という存在が目にとまるようになりました。
今までは堆肥も肥料と同じものだと思っていたのですが、ここで始めて、肥料と堆肥に違いがあることを知りました。
肥料・・・桃の木の生育に必要な栄養素が含まれている。
堆肥・・・栄養素は少ないが、微生物が活発になるため土がふかふかになり、桃の木の根が成長しやすい土壌になる。
堆肥で土壌改良をはかり、肥料で栄養を補い桃の生育を助けるという考え方です。
堆肥の存在を知ったのは年が明けた1月でした。
どうやら秋の礼肥の時に、堆肥と肥料を土に混ぜ込むのが良いようです。
堆肥にも色々な種類があるようなので、もう少し情報収集してから、次の礼肥の機会に、試してみようと思います。
桃畑の凹みに堆肥を撒きました。
以前物置の整理をしていたら、未開封の堆肥を8袋ほど発見しました。
義父が野菜を育てるように何年も前に買ったものの、身体を悪くしたので使う機会がないまま放置していたものでした。
自園の桃畑は所々凹みがあり、たまにコケたり、酷い時は脚立ごとひっくり返り背中の腕の付け根に大きな青あざができたことがありましたので、そこを改善するため、この堆肥を使わせていただくことにしました。
2月の晴れた日、旦那さんと協力して凹みや僅かな傾斜の部分に堆肥を撒いて土壌を平にする作業をしました。
これで安全に桃づくりができていければ嬉しいです。