今回は美味しい桃づくりに必要な環境をご紹介したいと思います。
これから桃づくりを始めたいと考えている方のご参考になれれば幸いです。
目次
水はけの良い土壌
桃は湿害に弱いので、水はけのよい土壌が第1条件になります。
雨が降ると水溜りができる土壌では、桃の木を育てるのに適していません。
日当たりの良い場所
日当たりが良いところもとても大切です。朝から夕方まで日の光が当たる場所が理想的です。
風通しがよい場所
桃は程よく風が通る場所で育てますと、細菌病やアブラムシなどの病害虫被害にかかりにくくなります。
一方で風当たりが強い場所でも細菌病にかかりやすくなりますので、果樹園を囲むように松などの防風林を植えますと、桃の木に直接強い風が当たるのを防いでくれます。
夏は暑く、冬は寒い
夏は連日30度越えが当たり前で、冬は−5度〜5度くらいまで冷え込む寒暖差のある気候が美味しい桃を作ります。
桃の名産地は盆地という共通点があります
日本の山梨、福島、山形などの桃の名産地には盆地という共通点があります。
盆地は扇状地が多くある地形で、扇状地(せんじょうち)は石ころが沢山含まれている水はけがよい土壌なので桃作りに向いています。
そして盆地特有の、夏は暑く冬は降雪量が少なく寒い気候は、ここまでご紹介した美味しい桃ができる条件を満たしています。