線画・点描画って何?ペン1本で線描・点描を描いてみた

 

目次

線画とは

ペンや筆などを使い、線で描いた絵を線画または線描といいます。

線画は線の太さや密度を変えることで、立体感や深み、奥行きを表現できます。

レオナルド・ダ・ヴィンチの線画

レオナルド ダ ヴィンチ
女性の頭部のスケッチ

パウル クレーの線画

パウル グレー
忘れっぽい天使

点描画とは

線を使わずに、点を並べて描くことを点描画いいます。

スーラの点描画

ジョルジュ スーラ
グランド・ジャット島の日曜日の午後

スーラの点描画の影響を受けたゴッホの短いタッチ

フィンセント ファン ゴッホ
グレーのフェルト帽をかぶった自画像

実際に描いてみた

画材紹介

今回使った画材を紹介します。

・耐水性のペン0.3mm

・上質紙(A4)

・赤のボールペン

・2Bの鉛筆

耐水性ペン…耐水性というのは描いたインクが濡れている間は水に触れると滲みますが、乾くと滲まないという特徴があります。

上質紙…線画の場合、紙はインクが滲まず、ペン先が引っ掛からないものを選ぶと良いと思います。紙の表面が滑らかな上質紙を選びました。

2Bの鉛筆…鉛筆は字を書くときに使うものだと紙に鉛筆の粉が乗りづらいので、絵を描くのに適したユニ、ハイユニ、ステッドラーをお勧めします。

マスキングテープ…マスキングテープは粘着の力が弱く、剥がすときに紙を傷めるのを避けられます。

左からマスキングテープ、
ステッドラーの鉛筆、ハイユニの鉛筆

密度の練習

練習をせずに本番に入るのは失敗しやすくなるので

本番と同じ上質紙に練習描きをしたいと思います。

鉛筆画でも油絵画でも全ての絵に共通して明暗は大事な要素なので、

明暗を7段階に分けたチャートを作ってみました。

1番明るい色は紙の白、1番暗い色は真っ黒に塗りつぶしています。

線や点の密度を上げると暗いグレーに、密度を薄くすると明るいグレーになります。

明暗のチャートを参考にして本番を描いていきたいと思います。

ペンによる様々なタッチ

ハッチング

平行な線を描き重ねることをハッチングといいます。

点描

線を使わずに、点を並べて描くことを点描といいます。

自由な線で

曲線を使って立体感や模様などを表現できます。

描いた線を消す方法

一度描いた線を消す方法も紹介したいと思います。

不透明水彩の白や修正液、修正テープを使って塗り消すことができます。

修正テープ

まずは鉛筆で下描き

一緒に描いていただける方はこちらの資料(fenekkuA4)を印刷して活用していただけるとスムーズかと思います。

①資料の裏を鉛筆で塗りつぶします。

鉛筆を寝かせて軽快に塗りつぶす

②本番用の紙の上に資料の塗りつぶした面を重ねて転写していきます。

ずれないように資料の紙と本番用の紙をマスキングテープで固定します。

赤のボールペンで輪郭や毛並み、稜線(面と面の境目の線)や影の形などを描いていきます。

黒色のボールペンでも構わないのですが赤色だと転写した経過がわかりやすいです。

時々資料をめくりながら、ちゃんと転写されているか確認します。

 

③転写が終わりました。

※下の部分が見切れていてすみません

④耐水性のペンで描いていきます。

ペンは文字を書く時と同じように自然に持ちます。

描き始めは1番暗い部分から描くと描き進めやすいです。

目や鼻先、地面との設置面、影の部分などが暗い部分になります。

明るい部分は紙の白を残しておきます。

毛並みに沿って線を引いたり、身体の丸みに沿ってハッチングしていきます。

背景の砂は点描で表現しています。

暗い部分ほど点の密度を上げていきます。

フェネックが砂の上に居るように見えるように、設置面を暗くしています。

私はここで終わりにしましたが、描き足したい場合はどんどん描いていってください。

ペンにはどんな種類がある?

今回は耐水性のペン1本で描きましたが、ペンには色々な種類があるのでご紹介したいと思います。

色々な画材に触れて自分に合うものを見つけるのも楽しいかもしれません。

 

ボールペン

使ったことがない方はいないのではないかというほどポピュラーなボールペンです。

筆ペン

筆や墨汁の準備や片付けがいらないので気軽に使えるのが嬉しいです。

マーカー

イラストなどで使われるコピックと
油性マジックペンのマッキー

マーカーはペン先が均一で、細描きから太描きまで豊富な種類が揃っています。

インク

筆やGペン、割り箸ペンなどは墨汁などのインクを含ませ使用します。

カラーインク

筆やガラスペンなどをカラーインクを含ませ使用します。

Gペン・カブラペン・丸ペン

ペン軸に差し込み、インクをつけて使用します。

ペン先の力の入れ具合で線は太くも細くもなります。

かぶらペンとGペンは同じような線になりますが、

かぶらペンは曲線などを自由な動きに、Gペンはシャープで直線的な線に向いています。

繊細な線が引ける丸ペンは細かい表現に持ち味を発揮します。

面相筆、水彩丸筆など。

筆先にインクを含ませて使います。

こちらも筆先の力の入れ具合で線は太くも細くもなります。

溝引き定規 溝引き棒 マスキングテープがあると直線が描けます。

割り箸ペン

割り箸の先を小刀やカッターで削り、墨汁を付けて描くと味わいのある線が引けます。

手作りの割り箸ペン